自然素材の家 いちかわつくみ建築設計室

2階リビングと大きなバルコニーの家 (N邸 東京都青梅市)

2010年7月竣工しました。

若夫婦と二人の小さな子供達、そして二頭のラブラドールレトリバーの住まいです。

隣に建つご両親の住まいに合わせて、2階をリビングとする逆転プランとしました。

そのリビングからつながる大きなバルコニー。

天気の良い休日にはご家族でバルコニーに出てランチをとったり。そんなにぎやかさ、つどうイメージを大切に設計しました。

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構造について

無垢の構造材を室内にあらわしにした、真壁構造です。

柱や梁といった骨組みと、デザインが溶け合い一体となる、ダイナミックな空間となっています。

また、接合金物の安易な使用を控え、棟梁の手刻みによる、長ほぞ込み栓打ちや金輪継ぎなど、木の特性を生かした高度な接合が行なわれています。

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素材について

環境保全、地産地消の視点から、木材はすべて持続可能な植林による、国産材としています。

近場の飯能産の杉を主体に、秋田産の桧、北海道産の楢(なら)を使用しました。

合板や集成材など、人体に有害な接着剤で継ぎ合わせた材料は使わず、無垢の木にこだわりました。

壁にはしっくい塗り(黄土を混ぜて、やわらかな風合いとしました)や麻のクロス貼り、杉板張りです。

いずれも調湿性に優れ、梅雨時には湿気を吸い、冬の乾燥した季節には湿気を放出します。

年中エアコンに依存する今時の高性能住宅とは違った、良い意味で住まい手が季節の変化を感じられる、自然体の住まいです。

(月刊ハウジング 2011年1月号に「笑顔があふれるナチュラルな暮らし」として紹介されました)

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