自然素材の家 いちかわつくみ建築設計室

にぎわいの家 S邸

2009年1月竣工しました。

若夫婦と3人の男の子のにぎやかな家族の住まい。

リビングを生活の中心に、どこにいても家族の気配が伝わるような、連続感のある構成です。

様々な要望を取り入れまとめていったら、廊下のほとんどないコンパクトなプランになりました。

素材にこだわり、静岡県の天竜産の杉や桧を中心に、珪藻土や和紙など自然素材をふんだんに用いています。

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玄関  

土間:豆砂利洗い出し 床:杉厚板張り 壁:珪藻土塗り 天井:杉板張り

ゆったりした広さの玄関。土間は昔ながらの洗い出し仕上げ。

脇にシューズクロークを備えていますので、靴や傘、ホウキなどをすっきり収納しておけます。

リビングへの引違い戸には、Sさんの実家で使われていた古ガラスを移植しています。

上がり框はタモ材。野球のバットにも用いられる、堅い木です。

土間と敷台

リビング・ダイニング  

床:杉厚板張り 壁:珪藻土塗り 天井:杉板張り

ずれながら対角に広がっていく空間構成になっています。この住まいの中心、賑やかな場所です。

上部は吹抜けており、子供達の気配が伝わってきます。冬は奥まで日が入り、暖かな日だまりになります。

床座の生活スタイルで、テーブルとテレビ台もオリジナルで製作しました。

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吹抜け。シーリングファンは空気の循環のため。

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※リビング・ダイニング等の床にはウッドロングエコを塗装しています。本来は屋外木部の保護塗料ですが、色あいを落ち着かせる目的で室内にも試みています。

寝室  

床:畳敷き 壁:珪藻土塗り 天井:杉板張り

リビングからの続き間の寝室です。引戸を引き込んで広く使うこともできます。

北側に設けたにじり口のような引戸はトイレや洗面への近道。夏の夜はここを開けて南北に風を通すと良さそうです。

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リビングとつながる寝室。使い方はさまざま。

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